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完成形

このような表の作り方を解説します。

手順

  1. まず、以下の表を作成します。

不明な場合は、Excel:祝日名を関数で自動取得する方法に詳細な手順があるので参考にしてください。

A列:日付 (書式設定で曜日を表示させておく)

yyyy/m/d(aaa)

B列:B2に以下の関数を入力してオートフィル

=WEBSERVICE("http://api.excelapi.org/datetime/holiday?date="&A2)
  1. 条件付き書式を開く

日付の範囲を指定して、

「条件付き書式」から「新しいルール」を開きます。

  1. 土曜日の書式ルールの設定

「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択し、

以下の関数を入力します。

=WEEKDAY($A2)=7

土曜日の書式ですので、「書式」から塗りつぶしの青を選んでおきます。

  1. 日曜日の書式ルールの設定

同様に日曜日の書式ルールも設定します。

=WEEKDAY($A2)=1

  1. 祝日の書式ルールの設定

同様に祝日の書式ルールも設定します。
祝日の場合は、WebAPI を使用して祝日か否かを判定します。

=WEBSERVICE("http://api.excelapi.org/datetime/isholiday?date="&$A2)="1"
  1. 完成

以上で完成です。

はじめに

カレンダーを作成している際など、Excel で祝日の名称を自動的に表示させたい場合があります。
内閣府のサイトには当年分しかなく、取り込むのもVBAを使用する必要があり手間がかかります。
カレンダーなどから祝日リストを取得してVLOOKUPで表示する方法もありますが、定期的なメンテナンスが必要となるため、できるだけ自動化したいものです。

このような場合に、関数でインターネット上から簡単に祝日名を取得する方法を紹介します。

完成形

完成形として、このような表を作成します。

手順

  1. まず雛形として以下のような表を作成します。

※ なお、A列の書式設定は次のように設定してあります。 「yyyy/m/d(aaa)」としておくことで曜日を表示できます。

表示形式表示例
曜日aaa
曜日aaaa月曜日
曜日dddMon
曜日ddddMonday
  1. B2に以下の関数を入力する

B2に以下の関数をコピーして貼り付けてください

=WEBSERVICE("http://api.excelapi.org/datetime/holiday?date="&A2)

  1. オートフィルで下部までフィル

これで完成です。 とても簡単ですね。
必要に応じて範囲を広げれば日付に応じて祝日が返されます。

解説

http://api.excelapi.org/datetime/holiday?date=44197 にアクセスすると「元旦」という祝日名が返ってきます。
WEBSERVICE 関数は、Webサイトから取得したデータをExcelのセルに表示する関数のため、=WEBSERVICE("http://api.excelapi.org/datetime/holiday?date="&A2)とすることで、A2 の日付の祝日名をB2に表示しています。

なお、「44197」はエクセルが内部で日付を管理するために使用している数値で、「シリアル値」と呼ばれています。
使用時は特に留意する必要はありませんが、内部的にはこのようになっています。

WebAPI の詳細については祝日の名称をご確認ください。
この祝日機能は自動的に計算されており、特別な祝日が制定された際にもメンテナンスされています。

個人事業主番号とは、ExcelAPI 独自の造語になります。
インボイス制度で個人事業主に割り当てられている登録番号から、「T」を抜いた番号を「個人事業主番号」と呼んでいます。

例)
インボイス制度の番号: T1234567890123
個人事業主番号: 1234567890123

日本政府では、2023年を目途に個人事業主に法人番号と同様の13桁の番号を割り振る予定となっており、 インボイス制度の番号がこれに当たる可能性が高いと推測してこのように呼んでいます。

<参考>
政府が個人事業主に識別番号、狙いは?
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODL058QA0V00C21A4000000/

現時点ではすべての個人事業主に割り当てられている番号ではなく、インボイス制度に登録している個人事業主のみ個人事業主番号が割り当てられています。

ExcelAPI ではいくつかの機能で国名コードを使用します。
ここでは主要な国の国名コードを一覧にしています。

国名国名コード
米国US
中国CN
日本JP
ドイツDE
イギリスGB
インドIN
フランスFR
イタリアIT
カナダCA
韓国KR
ロシアRU
オーストラリアAU
ブラジルBR
スペインES
メキシコMX
インドネシアID
マレーシアMY
オランダNL
スイスCH
サウジアラビアSA
トルコTR
台湾TW
シンガポールSG
フィリピンPH
ポーランドPL
スウェーデンSE
ベルギーBE
アイルランドIE
イスラエルIL
アルゼンチンAR
ノルウェーNO
オーストリアAT
エジプトEG
香港HK
ニュージーランドNZ

掲載していない国に関しては、以下のサイトなどをご参考ください。
国名コードはISO 3166-1 alpha-2を使用します。

Wikipedia:ISO 3166-1
https://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_3166-1

はじめに

2023年10月1日からインボイス制度(適格請求書発行事業者制度)が開始されます。 それに合わせて事業者は取引先がインボイス制度に登録しているか否かを確認しなければいけません。

その方法として、WebAPI を考えている方も多いと思います。
ここでは、インボイス制度対応の WebAPI、ツールを列挙したいと思います。

WebAPI紹介

1. 国税庁 インボイス公式

まずは、国税庁の公式サイトになります。
https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/web-api/index.html

国税庁 インボイス制度 適格請求書発行事業者公表サイト スクリーンショット

使用方法は、アプリケーションID(API KEY)の発行をフォームから申請し、発行されたアプリケーションIDを使用してアクセスします。
アプリケーションIDは、申請後おおむね1週間程度で発行されます。

WebAPIを使用すると、次のようなデータを取得できます。

T1180301018771(トヨタ自動車)を検索した場合:

{
"lastUpdateDate" : "2022-10-20",
"count" : "1",
"divideNumber" : "1",
"divideSize" : "1",
"announcement" : [ {
"sequenceNumber" : "1",
"registratedNumber" : "T1180301018771",
"process" : "01",
"correct" : "0",
"kind" : "2",
"country" : "1",
"latest" : "1",
"registrationDate" : "2023-10-01",
"updateDate" : "2021-10-28",
"disposalDate" : "",
"expireDate" : "",
"address" : "愛知県豊田市トヨタ町1番地",
"addressPrefectureCode" : "23",
"addressCityCode" : "211",
"addressRequest" : "",
"addressRequestPrefectureCode" : "",
"addressRequestCityCode" : "",
"kana" : "",
"name" : "トヨタ自動車株式会社",
"addressInside" : "",
"addressInsidePrefectureCode" : "",
"addressInsideCityCode" : "",
"tradeName" : "",
"popularName_previousName" : ""
} ]
}

URL: https://web-api.invoice-kohyo.nta.go.jp/1/num?id=[APP_ID]&type=21&history=0&number=T1180301018771

この中でも以下の項目は特に使用頻度が高いと思います。

項目概要
registratedNumber登録番号
name事業者名
address所在地
tradeName屋号 (個人事業主の場合で一部の事業者のみ)

国税庁のWebAPIは公式データのため選択して間違いがありませんが、別途プログラムを作成する必要があり、手間がかかるのが難点です。

2. ExcelAPI

次は ExcelAPI です。
Excel や Google Spreadsheets の関数だけで使用できる点が特徴で、VBAがGASなどでのプログラム作成が必要ありません。
表計算ソフトで使用することが想定されているサイトですが、平文で返されるためどんな環境からでも使用できます。

使用例:

また、国税庁のインボイス制度のデータだけでなく、法人番号公表サイトなど様々な公的サイトを集約・加工したデータを提供しています。
そのため、事業者名から登録番号を検索できたり、法人番号に紐づく様々なデータを取得できるなど、活用方法が多彩です。
システム構成として内部的に国税庁のAPIを使用しているため、こちらも間違いがありません。

法人の場合:

項目データ例データソース
インボイス制度の登録有無登録国税庁インボイス
インボイス制度の登録名トヨタ自動車株式会社国税庁インボイス
インボイス制度の登録所在地愛知県豊田市トヨタ町1番地国税庁インボイス
登録名から法人番号1180301018771国税庁法人番号
登録名から登録番号T1180301018771国税庁法人番号
法人の会社名トヨタ自動車株式会社国税庁法人番号
法人の読み仮名とよたじどうしゃ国税庁法人番号
法人の所在地の郵便番号4710826経済産業省
法人の所在地愛知県豊田市トヨタ町1国税庁法人番号
法人の資本金635402000000有価証券報告書
法人の従業員数70710有価証券報告書
法人の公式サイトURLhttps://toyota.jp/有価証券報告書
法人の売上12607858000000有価証券報告書
法人の経常利益2171530000000有価証券報告書
法人の当期純利益1693947000000有価証券報告書
法人の純資産額14607272000000有価証券報告書
法人の総資産額20991040000000有価証券報告書

個人事業主の場合:

項目データ例データソース
インボイス制度の登録有無登録国税庁インボイス
インボイス制度の登録名山田 太郎国税庁インボイス
インボイス制度の屋号山田法律事務所国税庁インボイス
インボイス制度の登録所在地東京都霞が関2丁目1番2号国税庁インボイス
個人事業主の名前と屋号山田 太郎、山田法律事務所国税庁インボイス
個人事業主の所在地東京都霞が関二丁目1-2国税庁インボイス
郵便番号1000013日本郵政

特に登録名から登録番号を取得する機能は他にはない点で、この機能を理由に選んでいる方が多いようです。

3. Zeimo

税務関係の記事を掲載しているZeimoが提供しているWebAPIです。

https://zeimo.jp/tool/invoice-registration-number

登録番号をフォームに貼り付けると、フォームに貼り付けた最大100件までのデータを全て取得して、csv形式でダウンロードできます。
取得できるデータは次の通りとなっています。

項目データ例
登録番号T1180301018771
結果正常
処理区分新規
法人/個人法人
登録年月日2023/10/1
法更新年月日2021/10/28
所在地(法人)愛知県豊田市トヨタ町1番地
氏名または名称トヨタ自動車株式会社
所在地(個人)

まとめ

いかがだったでしょうか。
インボイス制度開始まで時間が限られている中、数は少ないものの既にいくつかのサイトが対応ツールを開発しています。
今後も多くのサイトが対応すると考えられ、インボイス制度開始までに要件にあったサイトを選んでいただければと思います。

他にもサイトがありましたら、右上の要望からお送りいただければ助かります。

はじめに

2023年10月1日からインボイス制度(適格請求書発行事業者制度)が開始されます。
それに合わせて事業者は取引先がインボイス制度に登録しているか否かを確認しなければいけません。

しかし、国税庁の公式サイトは登録番号から検索できますが、取引先全てに登録番号を確認するのは現実的ではありません。
できることなら、取引先の事業者名から登録有無を確認したいものです。

https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/

また、10件、20件なら1つずつ手作業で確認しても良いのですが、多くの場合は取引先がその程度で済むケースは稀です。
何万件もある取引先リストを全て公式サイトで確認するのは大変な困難を伴うため、可能なら自動化したいものです。

以下の手順では、Excelだけでインボイス制度に対応できます。

完成形

手順

手順としては、まず登録番号を取得し、その登録番号がインボイス制度に登録しているかを確認します。

  1. まず、次のような取引先リストを用意します

  1. B2に以下の関数を貼り付けます
="T"&WEBSERVICE("https://api.excelapi.org/company/number?name="&ENCODEURL($A2))

→ 取引先(事業者名)に該当する登録番号が表示されます

  1. オートフィルします。

  1. C2に以下の関数を貼り付けます
=WEBSERVICE("https://api.excelapi.org/company/invoice_check?id="&$B2)

  1. オートフィルします

以上で完成です。

解説

この動作は、当サイトで提供しているWebAPIの機能を使用して取得を行っています。
当サイトについて知りたい方は当サイトについてを、この機能についての詳細はドキュメント法人番号を取得およびインボイス制度の登録有無を取得をご参照ください。
同名会社を避けるために住所等によるフィルタリングもできます。

はじめに

2023年10月1日からインボイス制度(適格請求書発行事業者制度)が開始されます。
それに合わせて事業者は取引先がインボイス制度に登録しているか否かを確認しなければいけません。

しかし、国税庁の公式サイトで提供されているWebAPIはセキュリティ認証が必要で手軽には使用できません。
また、Excelから使用するためには規格が使用しづらい形式となっています。

インボイス制度(適格請求書発行事業者制度)
https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/

以下の手順では、Excelだけでインボイス制度の登録有無を確認できます。

完成形

手順

  1. 登録番号一覧を用意します

  1. B2に以下の関数を貼り付けます
=WEBSERVICE("https://api.excelapi.org/company/invoice_check?id="&$A2)

→ インボイスの登録番号が国税庁に登録されているかが返されます
登録されている場合:登録
登録されていない場合:未登録

  1. オートフィルします。

  1. 確認のためC2に以下の関数を貼り付けます
=WEBSERVICE("https://api.excelapi.org/company/invoice_name?id="&$A2)

→ インボイスの登録名が返されます

  1. オートフィルします

  1. 以上で完成です

解説

この動作は、当サイトで提供しているWebAPIの機能を使用して取得を行っています。
当サイトについて知りたい方は当サイトについてを、この機能についての詳細はドキュメントインボイス制度の登録有無を取得をご参照ください。

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はじめに

2023年10月1日からインボイス制度(適格請求書発行事業者制度)が開始されます。
それに合わせて事業者は取引先がインボイス制度に登録しているか否かを確認しなければいけません。

しかし、国税庁の公式サイトは登録番号から法人名を検索できますが、法人名から登録番号を検索できません。
また、取引先全てに登録番号を確認するのは現実的ではありません。

https://www.invoice-kohyo.nta.go.jp/

以下の手順では、Excelだけで法人名からインボイス制度の登録番号を検索できます。

完成形

手順

手順としては、まず法人番号を取得し、その法人番号の先頭に"T"を付けます。

  1. まず、次のような取引先リストを用意します

  1. B2に以下の関数を貼り付けます
="T"&WEBSERVICE("https://api.excelapi.org/company/number?name="&ENCODEURL($A2))

→ 取引先(事業者名)に該当する登録番号が表示されます

  1. オートフィルします。

以上で完成です。

解説

この動作は、当サイトで提供しているWebAPIの機能を使用して取得を行っています。
WebAPIでは国税庁等の公開情報から生成した当サイトのデータベースを検索しています。

登録有無まで確認したい場合は、以下の記事をご参考ください。
Excel:法人名からインボイス制度の登録有無を確認する方法

当サイトについて知りたい方は当サイトについてを、この機能についての詳細はドキュメント法人番号を取得をご参照ください。